今日はジェフカリーバンドのリハーサルでした。
ライブは7月4日 「JULY4TH」です。
アメリカでは唯一花火をやっていい日ですかね。
今日は以前お話ししたライブ用ペダルボードを紹介します。
Mooerという小さいエフェクターを使っています。
右下から「Green Mile」オーバードライブ。
これはチューブスクリーマー「TS-9」のコピーです。
チャンネルが2つ付いていて、出力や歪みのかかり方がそれぞれ違います。
使用するチャンネルは使うアンプや、ギターによって毎回変わります。
「Black Secret」ディストーション。
これは「RAT」のコピーモデルです。
これも2チャンネル付いていて、音量が結構違います。出力の大きい方のチャンネルをクリーン気味にしてブースター的に使う事もあります。
「Ensemble King」コーラス。
これもBOSSのコーラスのコピーだったと思います。
「Pitch Box」ピッチシフター
このピッチボックスは結構使えます。3チャンネルあって、原音とピッチシフトした音の同時、ピッチシフト音のみ、あとdetuneというコーラスっぽい効果も得られます。
ピッチシフトの設定も音程を細かく設定でき、オクターブ下、2オクターブ下、オクターブ上、2オクターブ上のレンジの広さもいいです。
そこまで正確に音程を拾ってくれないという難点もありますが。
detuneモードでコンプレッサー用に使う事もあります。
「trelicopter」これはトレモロです。
普通のトレモロなんですが、オンにすると音量が下がります。
「Ana Echo」アナログディレイ
これはかなりオススメのディレイです。アナログディレイのニュアンスが良く出ていると思います。
最後は「japanese girl wah」ワウペダルです。
小さいワウが最近いろんなメーカーから出て来ていますね。
cry babyも小さいので出てきました。
なぜこの位置なのか?それは特に意味はありません。
ここのポジションはリバーブペダルを置く事もあるのでワウ以外の他のエフェクターと入れ替えることがよくあります。
このワウは当時小さいのがこれしか無かった為これにしたのですが、このサイズでワウとボリュームの切り替えができるモデルがあるので、
そのうちそれに買い替えようかと検討中です。
右上にあるのはTCの「Poli Tuner」です。これはボリュームペダルを持っていったときのみ配線する感じで、普段は繋がっていません。
7つ直列で繋いでいますが、一応「true bypass」ですし、パッチケーブルもプラグ直で繋いでいるのでそんなに気にしません。
7つ全部同時に使うことはまずありませんから。
このボードの良いところは、何より小さいので持ち運びが楽です。
重さも2.6kgくらい。
MacBookが入るパソコンケースで持ち運んでいます。防水加工されているので。
上の段、下の段で分けられるところもいいです。
下の段の方が使用頻度が多いので、下の段から上の段に行かずにLine6のディレイや他のエフェクターを使用する場合もあります。
「1spot」を使っているため、電源の穴が一つでオッケーなところもいいところです。
ライブのときは、会場によって電源タップの取り合いになることがありますから。
ダメなところ。
各エフェクターのノブが小さすぎるため、目盛りがどこに向いているのかライブ中に判断する事は難しい。
ガムテープで目印を付けてはいますが、ほとんど気にしていません。
繋いであとは音で決めます。
もう一つダメなところ。
まあこれはどうしようもないのですが、同時にいくつかのエフェクターを切り替える事ができない。
これはマルチエフェクターを使うか、プログラミング式のLoopスイッチを用意しないと解決できません。
マルチエフェクターを使用しない理由は、
演奏中に設定を変えるのが難しいからです。
一度プリセットしてしまうと便利な反面、直感での操作がしにくくなってしまいます。
演奏中にもうちょっとだけ欲しいというのができないのが自分には向いていないと思った理由です。
レコーディング用にお気に入りのエフェクターはありますが、サイズも全然大きいし、電源も気になるしで気にする事が増えてしまうのでライブには向いていないです。個人的には。
これはかなり個人的な意見になってしまうのですが、
ライブのときになるべくシンプルにセッティングを終わらせたい。
会場に行ってまず自分の立ち位置を確認し、アンプが鳴るかチェック、電源を確認し、ボードを出してもう一度音が出るかチェック、
このときに変にボリュームが下がっていないか確認します。接触不良などあるかもしれないので、いきなりボードに繋いで音出しはしません。
あとはチューニングすればサウンドチェックに進めるので、不安要素はもうありません。
複雑になればなるほど、セッティングに時間がかかるし、トラブルにもなりやすいです。
ライブのときはいかに速くセッティングしてリハなりサウンドチェックなりバンドでの音作りに時間をかけるべきだと思います。
自分のセッティングが終われば、他の人の手伝いもできるし、譜面台を人数分組み立てる余裕も出てきます。
安いエフェクターで音大丈夫なんすか?こだわりとかないんすか?とか言われそうですが、
本来めっちゃ音にこだわっていたのですがそれは後回しにしました。自分のエゴが強すぎたので。
LAに住んでいた頃は、自分のアンプを持っていき、エフェクトボードもでかいの二つ並べていました。
それは車移動が基本だったし、セッティングにもたっぷり時間があったからです。
そもそもLAのレストランなどはアンプ置いてありませんので、自分で持っていくのが普通でした。
なのでヘッドとキャビと、さらにはdry•wetでキャビを分けたり、、、。
それができない現状、極端にシンプルに円滑に進むように今はシフトしました。
音はプレイでカバーすればいいのです。
音が出ていて、良い演奏さえしていればライブはうまくいきます。
また自分の機材をフルに使える日が来るのを祈るしかないですね。
7月4日のライブもすごく盛り上がると思います。
みなさんにお会いできるのを楽しみにしています。