今日はレコーディングをしてきました。
今日は持って行った機材の話をちょっとしたいと思います。
テーマは、
「何が求められるか分からない状態でレコーディングに向かう。」
ということです。
ギタリストとしての今までの経験上、決まったフレーズをしっかり練習してレコーディングすることはほとんどありませんでした。
というよりその場で「これ弾いてみて」「こんな感じはどう?」「一応こっちもやってみよう」
とその瞬間何ができるかが求められるからです。
今日はエレキギター2本、エフェクターをいくつか持っていきました。
(場合によっていはエレキとアコギ一本ずつ。あくまで電車移動可能な装備で。)
今日はボーカルとギターのデュオでのレコーディングだったのですが、あとあとベースやドラムなど足すかもしれない。
ギターは一本はレギュラーのチューニングのもの、もう一本はチューニングが違うもので2本持っていきました。
実際行ってみるとチューニングが違う方のエレキをメインで使いました。
エフェクターは、TS-9、ディレイ2台、ボリュームペダル、ステレオコーラス、ABボックス、リバーブ、
を持っていきました。
普段ライブのときはエフェクトボードを持っていくのですが、
今日はそのエフェクトボードはあえて持っていきませんでした。
ライブ用のエフェクトボードはあくまでライブ用に自分で作ったもので、
完全にライブ用としてのエフェクターしか入っていません。
ライブ用のエフェクトボードで一番大事にしている点は、
「持ち運びやすい」というところです。
毎回違う場所で演奏しなければならないし、その都度移動手段も違います。
コンパクトで軽量でないといけません。
次に、「いろんな音が出る」こと。
ポップスのバックだと一曲の間に音色を何度も変えなくてはいけません。
個人的にはこれでいいと思っていても、もっとこんな感じでと言われたときに対応できる装備が必要です。
そして忘れては行けないポイントは「買い替えが効くもの」です。
ギタリストに最も良くあるパターンとしては、超マニアックなエフェクターを一台だけ所有していて、
しかも高額で手に入れた為に、それしか使いたくないから使うパターンです。
これは結構危険で、自分もそんな感じだったのですが、その一台が壊れたときにものすごいトラブルになりました。
理由は簡単です。替えが無いからです。
自分の音に拘りすぎていたために、完全に盲目になっていました。
しっかりとトーンのキャラクターを見極め、用途に合わせてそのキャラクターが出せなければいけないのです。
「これは完全に俺の音が出るぜ!」は、一旦後回しで考えた方がいいです。
キースジャレットの言葉に、
「ひとつのコンセプトに拘っているという事は、それ以外の全てを否定する事だ」
というのがありました。、、、たぶん。
なので普通に売っているものの中からベストなものを選ぶべきです。
レコーディングのときはそのこだわりのエフェクターを持っていって大丈夫だと思います。
ある程度時間に余裕があるので。
また次回ライブ用エフェクトボードの紹介をしたいと思います。
あくまで個人的な意見です。
一ヶ月間毎日同じ曲を同じように演奏するようなシチュエーションなら、
むしろマルチエフェクターでプリセットを作ってしまった方が安全ですから。